ucmilan

日々の体験記

僕が2年半で大手を辞めた理由

 

僕は先日まで社員数400人、グループ総人数だと7,000人の会社を退職した。 縁があって新卒で入社した会社だったが、入社時に想像していた仕事と実際の仕事にギャップがあったのが1番の理由。 今後は社長1人でやっている小さな会社で働く。 吃音を持っている僕が働かなくても給料が貰える大手から、働かないと潰れるかもしれない会社になぜ転職しようと思ったかを書こうと思う。

 

社内に人が多いため多くの人とコミュニケーションを取らないといけない

大企業の1番嫌なところは、同じフロアに何十人も人がいるところだ。 まず、朝出社したら「おはようございます」を5回ぐらい言わなければならない。 挨拶しろという割には返さない窓際族のおじさんがいて腹が立つ。 また、朝礼の進行は若者の役割なのだが、吃音者の僕がみんなの前で喋るのは朝から苦痛だ。 仕事も同じ部署の5、6人だけでやれればいいが、他部署やグループ会社を巻き込まないといけないのが面倒だ。 社外ならメールで済ませられるが、同じ会社なら口頭で伝えなければならず、吃音の僕にとっては苦痛だった。

 

メールが社内のパソコンでしか見れない

これも今時の時代にとっては理解し難いシステムだ。 確かにコンプライアンスにうるさい時代ではあるが、大企業で働くような人間ならある程度の一般常識は兼ね備えているから社外に秘密情報を漏らすことはないだろう。 営業マンは社外でメールの閲覧はできたが、メールに書類の添付はできなかったので遅い時間に営業が終わっても仕事があると社内に戻らなければならなかった。 非常に効率が悪い。 働き方改革という割にはできていないように感じる。

 

決裁に4人ぐらいの承認が必要で時間がかかる

これにも嫌気がさしていた。 少人数の会社であれば1日で決裁が終わるところ 大企業となると社長決裁まで2週間。 グループの決裁が下りるまで更に2週間とかかった挙句 没になる話もしばしば、、、 これには取引先も痺れを切らして二度と仕事をくれないし 決裁の早い会社に持っていかれる可能性もある。

 

窓際族のおじさんが若者に八つ当たりしてくる

これもイライラしていた。 親会社で戦力外の行き先がなくなったおじさんたちが 毎年数人飛ばされてきた。 最初は猫の皮を被っているが、20代の若者には徐々に偉そうな態度を見せ 1年経った頃には理不尽な大声をあげてキレてきたこともあった。 発達障害なのかただ単にクソなのか。 よく若者に「お前なんか辞めちまえ」と罵ってきたが 本当に辞めた方がいいのはこういうおじさん達だろう。。。

 

毎月飲み会がありダルい

飲み会に関しては毎月のようにあった。 なんせ大企業だから次から次へと人が入れ替わるからだ。 飲み会の幹事はもちろん若手。 うちの会社はメーリングリストで出欠を取っていたが やはり返さないのは窓際族のおじさん達。暇なくせに。 そして期限が過ぎても返さないので参加するか聞いたところ 「誰が行くかよ」となぜか逆ギレをされたこともあった。

 

まとめ

これらが2年半働いて嫌気がさした原因だ。 大企業なので中にはいいところもあった。 福利厚生が充実していたし、有給休暇も取り放題。 そういった面を見ればいいかもしれないが、有給休暇明けに「どこ行ってきたの?」と聞いてくるおじさんもうざい。 新卒で大企業に入るのはいいと思うが3年経ってスッテプアップのために転職しないとどんどん大企業病に飲まれて行くので常に「あれ?これおかしくない?」というのを思いながら仕事をするのがいいと思う。